Get-ChildItem チートシート

PowerShellの入門向けで、なおかつ翻訳者にとってお世話になる頻度が高いのがこの”Get-ChildItem”。 指定したフォルダにあるファイル・フォルダを表示してくれるコマンドレットです。 いくつかのオプションがあるので見ていきましょう。

# 概要

  • エイリアス
    • gci
    • ls
    • dir
  • オプション
オプション 引数 説明
* -Path 1つまたは複数の文字列 表示させたいパスを指定します。省略した場合は現在の場所にある項目を表示します。カンマ "," で区切れば複数の場所を指定できます。
* -Filter 1つの文字列 指定した場所にあるファイルのうち、表示させたいものを絞り込みます。ワイルドカード文字として、任意の1文字 ”?" と1以上の文字 ”” が使えます。Wordファイルのみが欲しい場合は、”.doc?” のように指定します。(2007以降のものしかないと分かっている場合は ”*.docx”でも可)
-Recurse なし フォルダ内の項目を再帰的に検索します。 ……と言ってもよく分からないと思います。 つまり、フォルダ内にフォルダがあった場合、そのフォルダの中身も表示対象とする、ということです。 フォルダが小分けにされている場合に力を発揮します。
-Name なし このオプションを指定すると、ファイル名・フォルダ名のみが表示されるようになります。 権限や更新日時などの情報が不要なときに。
-File なし このオプションを指定すると、ファイルのみが表示されるようになります(フォルダは表示されなくなります)。
-Directory なし このオプションを指定すると、フォルダのみが表示されるようになります(ファイルは表示されなくなります)。
-Force なし このオプションを指定すると、隠しフォルダ・隠しファイルも表示されるようになります。

*はこの順で入力する場合に、オプションの指定がいらないものを示す

# 使用例

フォルダ”1”と”2”にあるWordファイルをすべて表示する(名前のみ)

Get-ChildItem 1,2 *.doc? -Name

サブフォルダも含めて、現在のフォルダにあるすべてのファイルを表示する

Get-ChildItem -Recurse -File -Force

変数に格納した場合の戻り値は、オブジェクトの配列(Object[])です。 ファイルであればFileInfoオブジェクト、フォルダであればDirectoryInfoオブジェクトになっています。

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ここで紹介するPowerShellの小技をまとめました!

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